- 1 防犯対策大丈夫?家族を守る防犯対策
- 1.1 【住宅侵入窃盗への対策】
- 1.1.1 ①玄関は補助錠(ワンドアツーロック)を取り付ける
- 1.1.2 ②ドアの内側にサムターンカバーを取り付ける
- 1.1.3 ③窓ガラスは、破壊に強い防犯ガラスや防犯フィルムを貼り付ける
- 1.1.4 ④窓に補助錠(サッシストッパー)を取り付ける
- 1.1.5 ⑤面格子(強度の優れているもの)
- 1.1.6 ⑥2階へ侵入しやすい足場を作らない
- 1.1.7 ⑦死角をなくすようにする
- 1.1.8 ⑧センサー付ライトを設置する
- 1.1.9 ⑨短時間の外出でも玄関の鍵を必ずかける
- 1.1.10 ⑩長期(旅行)家を留守にする場合、新聞や郵便を止める
- 1.1.11 ⑪エレベーターには防犯カメラが設置されている
- 1.1.12 ⑫屋上の出入りは制限されている
- 1.2 【ひったくり対策】
- 1.3 【子どもの犯罪被害・詐欺・地域防犯への対策】
- 1.4 【詐欺への対策】
- 1.5 【地域防犯対策】
- 1.6 【子どもを犯罪・事故から守る】
- 1.1 【住宅侵入窃盗への対策】
- 2 犯罪に備える保険
- 3 防犯意識を高める事が大切
防犯対策大丈夫?家族を守る防犯対策
家族と財産を守るために大切なことは、「自分の安全は自分で守る」という防犯意識です。安全で安心できる生活は、自分たちでできるちょっとした暮らしの工夫と防犯に必要な知識を知っておくことです。防犯対策に必要な対策やポイントについて解説していきます。
【住宅侵入窃盗への対策】
①玄関は補助錠(ワンドアツーロック)を取り付ける
1つのドアに錠を2つ以上つけることで侵入する時間がかかり、泥棒は時間がかかる程侵入することをあきらめる可能性が高くなります。
②ドアの内側にサムターンカバーを取り付ける
サムターンカバーは、室内の錠が外部から解錠されることを防ぐ器具(カバー)で金属棒を差し込むなどして解錠する、サムターン回しによる侵入を防ぐ効果があります。100均一でもサムターンカバーは販売されています。
③窓ガラスは、破壊に強い防犯ガラスや防犯フィルムを貼り付ける
防犯ガラスとは、特殊な樹脂フィルムを使ったガラスのことで空き巣の侵入や耐久性に優れています。その上、災害時の衝撃にも強く、騒音や安全性、機能性も兼ね備えたガラスです。
最も多く侵入されやすい場所は、一戸建て住宅やアパートの窓になります。防犯ガラス、防犯フィルムは、CPマークが目印の「防犯性能の高い建物部品」をおすすめです。
④窓に補助錠(サッシストッパー)を取り付ける
窓ガラスの鍵の部分が割られても、簡単に窓を開けることを防止することができます。窓ガラスのサッシに締め付けるだけで簡単に設置することができます。
⑤面格子(強度の優れているもの)
面格子は、中の様子が分かりにくいため、侵入しにくいと思わせる効果があります。角度調整することで部屋の明るさも確保できます。
⑥2階へ侵入しやすい足場を作らない
物置の屋根や塀、車庫などが足場として使われやすく、2階へ侵入しやすくなります。家の周囲を再度、確認してみましょう。2階だからと安心せずに十分注意することが必要です。
⑦死角をなくすようにする
塀や垣根は、外からの視線をさえぎり、泥棒にとって格好の隠れ場所となります。塀や垣根は低くして死角をなくすようにしましょう。玄関や勝手口の周辺は特に見通しをよくすることが大切です。
⑧センサー付ライトを設置する
センサー付きライトは、夜間の人の動きに反応して点灯するため、不審者が警戒して近づきにくくする効果があります。夜間は常時門灯をつけ、玄関や暗い場所、車庫などにはセンサーライトを設置するようにしましょう。センサー付ライトの種類の中でソーラー充電式LEDセンサーライトは、日中は点灯せず内蔵電池にソーラー充電し、夜になると動きを検知して点灯します。電池がいらないのでおすすめです。
⑨短時間の外出でも玄関の鍵を必ずかける
短時間の外出(ゴミ捨てや近所)でも、窓や玄関の鍵は必ず掛けるようにしましょう。侵入窃盗の発生場所別の侵入手段においては、施錠していない場所から侵入されたケースが、一戸建て住宅の場合は43.6%、共同住宅(3階建以下)の場合は43.8%を占めています。
⑩長期(旅行)家を留守にする場合、新聞や郵便を止める
新聞や郵便物がポストなどに溜まっていると留守にしていることが、泥棒にわかってしまいます。旅行や帰省などで留守にする場合は、新聞配達所に連絡して配達を止め、郵便局へ不在届を出しましょう。
⑪エレベーターには防犯カメラが設置されている
共同住宅の場合、共有部分にも防犯対策が必要です。扉が閉まると密室になってしまうために危険です。エレベーターや階段などには、防犯カメラを設置しましょう。
⑫屋上の出入りは制限されている
共同住宅のように屋上がある建物の場合、樋(とい)やロープを伝って最上階のベランダへ侵入する泥棒もいます。階が上がるにつれ、人目につきにくくなります。屋上の出入りは制限する必要があります。
【ひったくり対策】
①夜間は遠回りしても人通りの多い道を選ぶ
帰宅時間(16時から24時)までに発生したひったくりは、全体の53.3%を占めます。人通りの少ない道や暗い場所は特に危険です。人通りの少ない道は避け、夜間も明るい道、歩道と車道の区分(ガードレールや分離帯)がある道を選ぶようにしましょう。ポイント
②バッグは車道の反対側(建物側)に持つようにしている
徒歩で被害のあった方の約6割は、歩行中にバッグを持ち逃げされています。バッグは車道と反対側(建物側)にしっかり持つようにしましょう。
③歩きスマホはしない
歩行中に携帯電話を使用していると警戒心がなくなり、狙われやすくなります。
④歩行中や自転車の運転中に音楽は聞かない
歩行中や自転車の運転中にイヤフォンで音楽を聞いていると、人や車が近づいてきてもわかりません。
⑤車両や人が近づいてくる気配がしたら、その方向を見るようにしている
ひったくりの手口の多くは、自転車やバイクを使って歩行者のバッグを狙ってくることが多いです。自転車や車が近づいてくる気配がしたら、その方向を見たり、立ち止まって振り返るなど警戒するようにしましょう。
⑥自転車にはひったくり防止ネットをつけている
自転車に乗っていて被害にあった人の約9割は、前のかごに入っていたバッグが盗まれています。自転車のかごにひったくり防止ネットやカバーで被せるようにしましょう。
【子どもの犯罪被害・詐欺・地域防犯への対策】
①子どもの犯罪被害や事故が増加
子どもの犯罪や事故が年々増加傾向の中、凶悪犯罪が目立っています。現在は、近所の付き合いも減り、住民の顔をほとんど知らないという人も少なくありません。子どもたちを守るために子どもたちの行動に気を配り、地域の防犯活動に参加するなど、身近なところから取組みを始めましょう。学校や家庭はもちろん、最近では子どもに対する防犯活動を積極的に行う自治会、地域防犯ボランティアが増えています。登下校時のパトロールや校内警備、防犯教室の開催、防犯マップの作成、ジュニアパトロール隊の結成など活動内容はさまざまです。
②子どものために協力できること
- 垣根などを低くして外を歩く子どもたちの様子を家のなかから見えるようにする。
- 玄関灯やセンサー付きライトで家の周囲を明るくする。
- 犯罪の起こりにくい環境づくり。
- 地域防犯ボランティアへ参加すれば、子どもたちとふれあいながら防犯・事故防止の意識を伝える。
【詐欺への対策】
①オレオレ詐欺
孫や身内を名乗り、事故や病気、会社などで嘘をついて金銭を要する手口
- 相手に名前を名乗らせる。
- 電話を切ったら本人に確認し、家族に連絡する。
- お金はすぐに振り込まない。
- 不審な場合はすぐ警察へ連絡する。
②貸します詐欺
金融機関や貸金業者からメールやFAX、偽広告で融資をすると持ちかけて、融資の申し込みにきた人に対し保証金の名目で現金を振り込ませる手口
・いかなる理由であっても、金融機関や貸金業者が融資を前提に振り込みを要求することはありません。被害にあわないよう十分注意し、「貸します詐欺」かもしれないと感じたら「消費者ホットライン」へお問い合わせ下さい。
③「架空請求詐欺」
「架空請求詐欺」は郵便、インターネット等を利用して不特定多数のものに対し、架空の事実を口実とした料金を請求する文書などを送付するなどして現金を預金口座等に振り込ませる手口
- 利用した覚えがなければ現金を振り込まないこと。もし請求があってもはっきり断る。
- 相手に連絡しない。
- 見覚えのない送信元からのメールに表示されているアドレスにはアクセスしない。
- 相手に自分の氏名、住所を教えない。
【地域防犯対策】
- 近所や地域の人とは、あいさつをするようにしている。
- 自分の地域に防犯ボランティア団体があるのを知っている。
- 自分も防犯ボランテイア活動をしてみたい。
- 子どもを犯罪・事故から守る手引き。
【子どもを犯罪・事故から守る】
日常生活の中で子どもたちが、犯罪や事故の被害者となってしまうケースは年々増え、大人が子どもを守る認識と子ども自身が犯罪や事故から身を守る意識をもつことが必要です。
犯罪に備える保険
①住宅への侵入窃盗に備える保険
住宅への侵入により、家財が盗まれたり、建物に破損などが生じた場合に、補償する保険があります。
- 住宅総合保険
- 火災保険
契約の際には、建物と家財それぞれに契約する必要があります。家財の保険が契約されていない場合には、盗まれた家財の補償を受けることはできません。
高額な物に対しては、保険会社に問い合わせが必要になります。
②ひったくりに備える保険
最近は、ひったくりなど女性を狙った犯罪被害(ハンドバックなどの持ち物)も多く発生しています。
女性の契約者を対象とする保険ではこのような携行品の損害を補償対象としている保険もあります。
また、家から一時的に持ち出した物(現金、預貯金証書は対象外)が、日本国内の建物内で盗難にあった場合には、住宅総合保険(家財の契約をしている場合)で補償の対象となります。
③犯罪によるケガに備える保険
犯罪にあった場合のケガによる補償は、傷害保険で補償されます。日常生活でのケガに備える
日常において、ケガにより死亡したときや入院や通院したときでも保険金が支払われます。
④自動車盗難や車上ねらいに備える保険
車両保険:自分の車の修理費等を補償する保険(契約者の車が対象)
- 車同士の事故で、車が壊れた。
- 契約車両に落書きや、いたずらされた。
- 車が盗難にあってしまった。
- ガードレールで車をこすった。
- 当て逃げされた。
- 車の付属品(カーナビ・ガラス・鍵)を壊されていた場合の修復費用も補償の対象となります。
防犯意識を高める事が大切
家族と財産を守るために防犯に対する意識を高めていく事が大切です。
「自分は、大丈夫」ではなく、「自分のことだから」と自分たちでできる防犯対策をしていきましょう。その対策に必要な保険に加入することでいざという時に役立ちます。
是非、参考にしていただき、「安心・安全な暮らし」を自分で対策していきましょう。